コマンドラインで、現在のディレクトリを変更する「CHDIR」や
「CD」コマンドよりも、より強力な「PUSHD」コマンドがあります。
ヘルプより
PUSHD [パス | ..]
パス:
現在のディレクトリとして設定するディレクトリを指定します。
コマンド拡張機能を有効にすると、PUSHD コマンドは、通常のドライブ文字
とパスだけでなくネットワーク パスも受け付けるようになります。
ネットワーク パスを指定した場合は、PUSHD は指定されたネットワーク
リソースを指し示す一時的なドライブ文字を作成し、新しく定義されたドライブ
文字を使って現在のドライブとディレクトリを変更します。一時的な
ドライブ文字は、Z: から前へ順に、最初に見つかった未使用のドライブ文字が
割り当てられます。
「PUSHD」でディレクトリ変更した際、「POPD」コマンドで元のディレクトリに戻すことができます。
PUSHD \\server1\usr\user01\command
Windows OSでは、適当な空きドライブに指定されたドライブ文字をマップし、
そのドライブに移動してカレントフォルダーを設定する、という機能がある。
「net use * \\server1\usr」「PUSHD \user01\command」というコマンドを
連続で実行したのとほぼ同じ効果があります。
POPDを実行すると、元のフォルダーへ戻るだけでなく、ドライブのマップも解除されます。