一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • デザイン業の自営業を続けるための休養のコツ

デザイン業を自営業で続けていると、つい「自分がやらなければ仕事が止まる」という意識から休むことを後回しにしてしまいがちです。しかし、デザインは体力だけでなく発想力や集中力が求められる仕事。休養を上手に取り入れることが、結果的にクオリティの高い仕事を継続するための大きな武器になります。ここでは、デザイン業に特化した休養のコツをまとめます。

まず1つ目は 「休む時間を仕事と同じくらいスケジュール化する」 ことです。自営業は予定が流動的になりがちですが、休養もタスクとしてカレンダーに入れておくことで、罪悪感なくリフレッシュできます。

2つ目は 「目と体を意識的に休める」。長時間のPC作業で目や肩が酷使されるため、1時間に5分だけでも離席し、ストレッチや散歩を取り入れる習慣を持つと回復力が違います。

3つ目は 「情報からの休養」。常に参考サイトやSNSを見続けると脳が疲弊し、発想の幅が狭まります。週に1日はあえてデザインから離れ、自然に触れたり本を読むなど、インプットの質を変えることが新しいアイデアにつながります。

4つ目は 「小さな達成感を伴う休養」。ただ寝るだけではなく、料理や掃除、散歩など「終わった」と実感できる休養は心の充足感を高め、再び制作に向かうエネルギーをくれます。

最後に5つ目は 「人との時間を大切にする」。家族や友人、ペットとの時間は、安心感や新しい視点をもたらしてくれます。孤独になりがちな自営業だからこそ、意識的に人と関わる時間を持つことが心身の安定に直結します。

休養は怠けではなく、持続的にデザインを続けるための「戦略のひとつ」です。しっかり休むことで感性が研ぎ澄まされ、結果として仕事の質と効率が大きく高まるはずです。

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尾崎 徳朗

東京都内でデザイン業を主にフリーランスとして活動しています。

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