一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • ヤマト運賃値上げ

9月はなかなか忙しく、もう月末近くになってました。

ここへ来て、ニュースが出ていたので記載します。

【ヤマト運輸が、2025年10月から宅配便運賃を改定すると発表しました。同一地域内での運賃値上げ幅は、190円から最大750円になる見込みです。

運賃改定の対象は、120サイズ以上やスキー宅配便などで、大きな荷物を送るときや受け取るときに送料負担が増えることが予想され、家計への影響が気になるところです。

本記事では、値上げの背景にある物流業界の問題解説と、主要3社(ヤマト運輸・佐川急便・ゆうパック)の運賃・サービスを比較して紹介します。

なぜ宅配便は値上げするのか? その背景にある社会問題
国土交通省が発表した「宅配便・メール便取扱実績について」によると、宅配便の取扱個数は上昇傾向にあります。2024年度の宅配便取扱個数は約50億個で、前年度と比較して2414万個増加しました。

宅配便の運賃が上がる背景には社会的な問題が隠されており、主に3つが挙げられます。

(1)燃料費・資材費の上昇
配送に不可欠なガソリンなどの価格高騰が、宅配便各社の経営に影響を与えています。

(2)ドライバー不足と人件費の高騰
ドライバーの労働環境改善や待遇向上は喫緊の課題であり、そのためのコストが運賃に転嫁されています。

(3)物流の「2024年問題」
トラックドライバーの時間外労働に、2024年4月から上限規制が設けられたため、物流体制の見直しが急務となっています。持続可能で効率的な配送網を構築するためのコストも、運賃値上げの一因です。

こうした背景があるため、宅配便の値上げは単なる企業の都合ではなく、社会全体が向き合うべき問題といえるでしょう。

宅配便を選ぶ際は、運賃の安さだけでなく、サービスの手軽さや運賃割引も重要な要素です。各社の強みを見ていきましょう。

(1)ヤマト運輸の強み:スマートフォンで完結する利便性
ヤマト運輸は、「クロネコメンバーズ」に登録することで、荷物の集荷依頼や再配達の手続き、配達日時の変更などがすべてスマートフォンで完結します。

また、持込割引やクロネコメンバーズ割引などを併用すれば、前記の140サイズの荷物を送るケースでは400円前後の割引を受けられます。利便性を重視する人にとっては、値上げ後も十分魅力的な選択肢です。

(2)佐川急便の強み:大型荷物と法人向けサービス
佐川急便は、ヤマト運輸やゆうパックでは送れないような大型荷物(3辺合計260センチ以内・50キログラムまで)に対応しているのが強みです。

また、個人・法人向けサービスも充実しており、高額な荷物高額な荷物には「セーフティサービス」、重要な荷物を専用ケースで運ぶ「セキュリティサービス」などが付いています。

(3)ゆうパックの強み:郵便局ネットワークと手軽さ
ゆうパックの強みは、配送ネットワークにあります。全国の郵便局やコンビニエンスストアから手軽に発送できるため、近くに窓口がある人には非常に便利です。また、ゆうパックスマホ割や「持込割引」など、各種割引もあります。

「コンビニから手軽に発送したい」「荷物の追跡や再配達を楽にしたい」「サービスの安心感を重視する」など、荷物を送るときに何を重視するのかを明確にしてから各社の配送サービスを比較して、自分に最適な運送会社を選ぶことが重要といえるでしょう。】

世間全般の物価高の流れに漏れず、運送会社の運賃も今後それぞれ上がることでしょう。
私達ドライバーには不利益になりますが、個人的にはまた店舗販売が見直されれば良いと思っています。
実際に手にとって物を買うという行為は、物の価値を正しく判断する知識を磨きます。結果的に納得のいく品物を購入する事ができると思いますし、店員と客のコミュニティもこんな御時世だからこそ大切にしたいです。

まぁそれとは裏腹に、買い物行くとつい余計な物まで買っちゃう人も多いですけどね。

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井塚 宏

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