- お墓に使われる石材は、主に硬くて風化に強い石が選ばれます。日本では以下のような石材がよく使われています。
代表的な石材
1.
花崗岩(御影石)
- 現代のお墓で最も一般的。
- 硬くて水を吸いにくく、耐久性が高い。
- 白系・黒系・青系など色のバリエーションが豊富。
- 国内産(庵治石・大島石など)や輸入材(中国・インドなど)がある。
2.
安山岩
- 火山岩の一種。硬さがあり、加工もしやすい。
- やや吸水性があるため、花崗岩に比べると劣るが、昔から使われてきた。
- 代表例:真壁石(茨城)、稲田石(茨城)
3.
斑レイ岩
- 黒御影石として知られる。
- 高級感があり、磨くと光沢が美しい。
- 海外材に多く、特にインド産が有名。
4.
砂岩・大理石
- 日本のお墓にはあまり用いられない。
- 柔らかくて吸水性が高く、風化しやすいため、屋内や洋型の記念碑などに使われることが多い。
国内の銘石(有名ブランド石)
- 庵治石(あじいし・香川):世界的に最高級とされる花崗岩。細かい模様と高い硬度。
- 大島石(愛媛):青みを帯びた上品な色。日本を代表する高級墓石材。
- 真壁石(茨城):歴史ある白御影石。江戸城にも使われた。
- 稲田石(茨城):白く美しい石。建築材としても有名。
👉 現代では輸入材が7〜8割を占め、価格が抑えられる一方、国産材は品質や希少性から高級墓石として扱われています。
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