厚労省の調査によると、公的年金や恩給のみに頼って生活しているシニア世帯は全体の43.4%。
つまり、半数以上は年金だけでは足りず、他の収入源を必要としているのが現実です。
2025年度の基準額は…
・国民年金(満額):月6万9,308円
・厚生年金(夫婦2人分の標準):月23万2,784円
ただし実際の受給額のボリュームゾーンを見ると――
・厚生年金+国民年金:10万~11万円前後
・国民年金のみ:6万~7万円未満
平均額ではなく、多い層を見ると決してゆとりがある金額とは言えません。
2025年の年金制度改正では、短時間労働者の社会保険加入拡大や在職老齢年金の見直しなどが進みましたが、「老後は年金があるから安心」と考えるのは危険です。
まずは「自分はいくらもらえるのか」を、
・ねんきん定期便
・ねんきんネット
で確認することから始めましょう。
足りない分をどう補うか――
退職後も働くのか
私的年金や資産形成で備えるのか
早めに考えることが、老後の安心につながります。