一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

1. 導入

最近は「副業解禁」や「複業の時代」といった言葉を耳にすることが増えてきました。多様な働き方が広がる中で、副業や創作活動を通じて自分の可能性を広げる人も少なくありません。私自身も、ゲーム業界で働きながら音楽制作やブログ執筆といった創作活動を続けています。すると意外なことに、それらの活動が本業に良い影響を与えていると実感する場面が多くあるのです。

2. 副業・創作活動から得られる力
アイデア発想力

曲作りやブログ執筆は、ゼロから形を生み出すクリエイティブな作業です。日常的に「どうしたら面白いものを作れるか?」と考えることで、本業の企画や提案においても柔軟な発想ができるようになりました。

時間管理・セルフマネジメント

本業と並行して副業・創作を行うには、限られた時間を効率的に使う必要があります。例えば「週1曲を作る」「月1本はブログを更新する」といった目標を掲げることで、タスク管理や集中力の維持が自然と身につきました。この習慣は本業の進行管理にもそのまま応用できます。

表現力・伝える力

音楽は「感情を音で表現する」活動であり、ブログは「文章で相手に伝える」活動です。両者に共通しているのは「相手にどう伝わるか」を意識すること。この意識が、本業でのプレゼン資料やチームへの説明に役立っています。

3. 本業への具体的な影響

ゲーム業界の仕事において、物語性や世界観を考える場面があります。その際、作曲で培った「ストーリーテリング的な視点」が役立ったことがあります。また、投資や記事執筆を通じて数字や市場動向を読み解く癖がついた結果、データ分析やトレンド把握の精度が上がったと感じています。

4. 副業・創作活動を続けるコツ

無理に収益化を急がず「学びの場」として考える
小さくてもアウトプットを習慣化する(例:週1曲、月1記事)
本業と副業を対立させず「相互に還元し合う関係」として捉える

5. まとめ

副業というと「収入源の確保」というイメージが先行しがちですが、実際には「本業を強くする学びの場」でもあります。創作活動を通じて磨かれる発想力や表現力、時間管理のスキルは、本業に直接的なプラスをもたらします。

私にとって副業・創作活動は、単なる趣味やサイドビジネスではなく「本業をより楽しく、より良くするための大切な要素」になっています。

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