お彼岸といえば、春の彼岸、秋の彼岸とあり季節の節目を感じます。今年の秋のお彼岸はまだまだ残暑が厳しく、お墓参りは大変でした。さて、この時期はお供えのお菓子も色とりどりに並び始めます。気になるのは、おはぎ。季節によって呼び名が変わるのはわかっていますが毎回忘れてしまい、また検索してみました。
春のお彼岸は、牡丹の花にちなんで「ぼたもち」、秋のお彼岸には萩の花から「お萩」と呼ばれるそうです。そもそも花の季節を知りませんでした。ただ、あんこの違いは覚えやすいかもしれません。秋は収穫された新小豆の皮がかたいので「こしあん」にし、収穫から時間が経った春は、小豆の皮がやわらかくなるため「粒あん」にするのが古くからの習わしだそうです。
なるほど。昔、祖母の作ったおはぎが苦手でしたが、もしかしたら新小豆で作ってくれていたのかもしれません。季節ごとに旬のものを食べる、昔の人ならではだったのでしょう。