洗濯機を掃除する際は洗濯槽だけきれいにしても、洗濯機内部にある部品から汚れが落ち続けたり、洗濯機の動作がおかしくなったりする可能性があります。そのため、細かい部品まで分解して掃除をすることが重要です。また、ご自宅の洗濯機の取扱説明書を事前に確認し、使用可能な洗剤や掃除方法などを必ずチェックするようにしてください。
洗濯機には、洗剤投入口、ゴミ取りネット、排水フィルター、乾燥フィルターなど細かい部品がいくつもあります。洗濯槽クリーナーなどを使用して一見きれいになったように見えても、細かい部品が汚れたままだと、洗濯機が臭ったり洗濯物に汚れが付いたりする原因になります。
また、細かい部品に溜まった汚れやホコリ、ゴミくずによって排水などが正常に行われないと、必要以上に洗濯に時間がかかり、電気代が上がってしまう可能性があります。外せる部品は戻し方を確認しながら外します。外したパーツは60℃程度のぬるま湯につけて、ブラシで汚れを落としましょう。
部品を外したら洗剤を入れて動作させ、洗濯機を洗います。塩素系以外のクリーナーを使う場合、事前に取扱説明書を見て、使用可能かどうかを確認しましょう。
塩素系クリーナーを使用した洗濯機掃除は、洗濯槽につけ置きする時間や手間がかかりません。浮いたゴミや汚れをすくう作業などもないので、手軽に行えて便利でしょう。
<塩素系クリーナーを使用した掃除方法>
1. 洗濯槽に塩素系漂白剤を入れる
2. 洗浄コースで洗濯機を回す
3. 洗浄コースがない場合は標準コースで洗濯機を回す
4. 稼働し終わったらしばらく蓋を開けたままにして洗濯槽を乾燥させる
5. 乾燥したら完了
洗濯機の掃除には、酸素系クリーナーや衣類用漂白剤なども有効です。ドラム式洗濯機の場合は浮いたゴミや汚れをすくう作業ができないので、洗浄コースまたは標準コースで稼働させて乾燥させれば完了です。
塩素系以外の洗浄剤を使用した掃除方法(縦型洗濯機)
1. 洗濯機の中に洗浄剤を入れて「洗い」モードで5分程度回す
2. そのままの状態で2時間〜3時間ほど放置する
3. 浮いてきた汚れをごみ取り用ネットなどですくって取り除く
4. 標準コースで運転、排水をして完了