今回はビジネス・フォーマット型FCで成功した代表的な2社を紹介します。
1社がKFC(ケンタッキーフライドチキン)社です。創業者のカーネル・サンダースは最初、ハイウェイの出入口付近でガソリンスタンドを経営しており、客の要望で軽食を出していました。ところが、ハイウェイの出入口が他に移ってしまい、店舗を売却。評判の良かったフライドチキンのセットを車に乗せて各地のレストランに売り込みに回りました。その際に採ったのが、レストラン(フランチャイジー)に、圧力鍋やスパイスなど、フライドチキンを作るセットを買ってもらい、3日ほどのトレーニングを行った上で、チキンの販売数量に応じてロイヤリティを受け取るという方式でした。ロイヤリティを受け取るというところが大きな特徴です。1年を経過する頃から徐々に評判となり、フランチャイジーが増加しはじめました。その後レストランへの売り込みから、独立した専業店舗を作り、そこで持ち帰り販売へと切り替えて行きました。それがまた好評で、現在のファストフードFCへと発展していきました。