工事や製品に必要な費用を、数量や単価を細かく積み上げて算出する作業。
専門的な知識が必要で、設計図や仕様書をもとに「どんな材料がどれくらい必要か」「作業員は何人必要か」を計算します。
積算結果は「原価の裏付け」となり、正確なコスト管理や入札の基礎になります。
例:電気工事で「配線○○メートル × 単価」「分電盤○○台 × 単価」などを計算して合計を出す。
積算で算出した原価をもとに、発注者(お客様)に提示する金額。
実際には「積算原価」に利益(会社の取り分)を加え、工期や市場状況も考慮して金額を調整します。
そのため、見積りは積算額と完全に一致するわけではなく、会社ごとに差が出ます。
例:積算で工事原価が「500万円」だったとしても、見積りでは「550万円」で提示することもあります(利益+リスク分を上乗せ)。
積算 = 内部的な計算(コストを正確に把握するため)
見積り = 外部への提示価格(利益や条件を加えた金額)