前回、裏声が出せない人は「後転が出来ない人」に似ていると言いました。
どちらも共通して足りないものは、『勢い』です。
裏声を出す為には、<氷の上を歩いていてツルッと滑ってしまった>くらいの勢いが必要です。
もう少し計画的にイメージするなら、<弓を射る時のピンと糸を張って力を込めた状態から、パッと手を離す瞬間の脱力感>という感じですかね。
おっかなびっくり回っていると後転が出来ないように、裏声を出せない人は、滑らないようにそろそろ歩いているか、もしくは手放せずに力み続けてしまっているかのどちらかです。
ツルッと滑ったからといって実際に怪我をする訳ではないので(笑)、それくらいの加速を意識してぜひ裏声に挑戦してみてほしいと思います。