エアコンのガス漏れ箇所を特定するのは非常に厄介です。
エアコンには冷媒と呼ばれるガスがエアコン室内機と室外機の中、それらを結ぶ配管の中をぐるぐる回っており、確認する箇所が多いためです。
特に階上の壁面などに設置された室外機などのガス漏れチェックは非常に危険で難易度も上がります。
■ エアコンのガス漏れ修理の流れ
1. 漏れ箇所の特定
- 室内機・室外機・配管の接続部分などを点検
- 発泡液(リークテスター)や電子リークディテクターで漏れ箇所を探す
- 配管に傷・腐食・ゆるみがないか確認
2. 漏れ箇所の補修
漏れ箇所に応じて作業内容が変わります。
- フレア接続部のゆるみ → 締め直し・再加工
- 銅配管の傷・腐食 → 溶接(ろう付け)で修復 or 配管交換
- 室内機・室外機内部の損傷 → 部品交換
3. 真空引き(重要)
- 修理が終わったら、配管内の空気と水分を真空ポンプで抜く
- 空気や水分が残っていると新しいガスが正常に働かない
4. 冷媒ガスの充填
- メーカー規定量の冷媒を正確に補充
- 秤(スケール)で量を測りながら規定圧で充填
5. 動作確認
- 冷房運転し、冷え具合や圧力値をチェック
- 漏れが再発していないか確認
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