【自由で開かれたインド太平洋戦略】❻
平和安全法制の成立により、自衛隊とアメリカ軍は効果的な共同訓練ができるようになった。それまでは、洋上訓練で言えば、艦艇が単に横に並んで進んでいくだけのものだった。
本来であれば、横に並んで進んでいる艦艇が攻撃を受けたことを前提に、敵艦を殲滅する作戦の遂行をシミュレーションするのが、訓練というものである。平和安全法制を機に、日米共同訓練は、本来の訓練の形を取ることができるようになった。
海上自衛隊のイージス艦のブリッジに設置されたコンピュータは、すべてアメリカの軍事システムと繋がっていて、いつでも米軍と一緒に、防衛行動に移ることができる体制となっている。航空自衛隊のシステムについても同様だ。以前からシステム連携は実施されていたが、現在は、より緊密なリンケージになっている。
平和安全法制による日米同盟の強化は、中国や北朝鮮と対峙していかなければならない現在の厳しい状況下で、考えられうる限りの最善策であり、であるからこそ、安倍総理は、日本の未来のために全力で実現させたのだ。
連日行われた安倍政権批判や、反対デモにも屈することはなかった。