一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • フタル酸エステル、その2ー衣類の化学繊維は大丈夫なの?

こんにちは!

今回は前回の続きで、フタル酸エステルに関してのコラムです。

プラスチックと同じく石油を原料としている衣類の材料もフタル酸エステルは使用されているのか?

結論から言うと、ポリエステル・ナイロン・アクリルといった化学繊維そのものの材料として、フタル酸エステルは基本的に使用されていません。

ただし、衣類の「繊維以外の部分」では使われる可能性があります。

少し整理して説明します。

化学繊維とフタル酸エステルの関係

•ポリエステル:硬く安定した高分子で、可塑剤(柔らかくする添加剤)を必要としません

•ナイロン:分子構造が強く、フタル酸エステルは不要

•アクリル:羊毛状の性質を持ち、同様に可塑剤は使われません

フタル酸エステルは「プラスチックを柔らかくする」ための物質で、主に塩化ビニル(PVC)専用に近い用途です。そのため、繊維として成り立っているこれらの素材には通常含まれません。

注意すべき「衣類の中の別の部分」

一方で、次のような部分にはフタル酸エステルが使われる可能性があります。

•プリント柄(PVC系ラバープリント)

•合皮のワッペンやロゴ

•防水・撥水コーティング

•ゴム部分(ウエスト、伸縮素材)

•ビニール素材の装飾やタグ

特に安価な衣類、強いにおいのするプリント部分、子ども向け製品では注意が必要です。

まとめ

•化学繊維そのもの:基本的に使用されていない

•衣類の加工・装飾部分:使用される可能性あり

肌への長時間接触を考えると、プリントの少ない衣類を選ぶ、洗濯してから着用するなどの工夫が、曝露を減らす現実的な対策になります。

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岡安 正幸

さいたま市でフランス式アロマ&クリーニングのハイブリッド店を経営。コロナで副業を考えた時に、人・金・時間・場所・経験不要で健康に寄与するフランス式アロマ事業を始めました。異色の組み合せと思われがちですが、事業の相乗効果があり、お客様にも大変好評です。コロナ禍で店舗経営にお困りの方(特にクリーニング店)はノウハウをシェアしますので、“クリーニング彩”でググって連絡下さい。

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