世帯主が亡くなったあと、次の世帯主が障がい者である場合、NHK受信料が減免される制度があることを、私は数年たってから知りました。対象は、障がいのある方が世帯主、または世帯全員が市町村民税非課税で、障がい者がいる世帯など、一定の条件を満たす場合です。しかしこの制度は、こちらから申請しなければ適用されず、行政や関係機関から積極的に案内されることは多くありません。私の母も該当していましたが、知らなかったため、長い間通常額を支払っていました。制度は「ある」だけでは意味がなく、必要な人に「届く」ことが大切だと、身近な経験から強く感じています。細かいことかもしれませんが、これらを網羅するアンテナとスキルが、自助努力に収まることなく、誰かの助けにつながるようにしたいです。