一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 2025年を振り返って

本日で2025年も最終日となりました。
今年も本当にありがたいことに、たくさんのご家庭からベビーシッターとしてのサポートのご依頼をいただきました。まずはこの一年、関わらせていただいたすべてのご家庭に、心より感謝申し上げます。

シッターとして働き始めて、まもなく2年が経とうとしています。
今年は昨年に比べ、保護者の方から子育てについてご相談を受ける機会が増えました。それはとても嬉しいことであると同時に、毎回身の引き締まる思いでもありました。

私の言葉ひとつで、保護者の方の保育観や子育てへの向き合い方が左右されてしまうかもしれない。
励ましになることや心を軽くすることもあれば、反対に追い詰めてしまう可能性もある。
「保育のプロ」として信頼し、相談してくださるからこそ、その責任の重さを強く感じる一年でした。

だからこそ私は、教科書通りの正解をお伝えするのではなく、そのお子さま、そのご家庭、その時の状況や関係性など、さまざまな要素を丁寧に考えたうえでお話しすることを大切にしてきました。

何かを決めつけたり、評価したりするのではなく、
「こういう考え方もありますよ」
「こんな選択肢もあるかもしれません」
と、ご家庭がよりよく日々を過ごすための一つの提案として言葉を届ける。そして何より保護者様と一緒に考える事を心がけてきました。
その姿勢は、これからも変わらず大切にしていきたいと思っています。

また今年は、自分自身の保育の幅を広げるため、研修にも積極的に参加しました。学びを深めることで、引き出しが少しずつ増え、目の前のお子さまやご家庭により柔軟に向き合えるようになったと感じています。

さらに、シッター同士の交流も大切にした一年でした。
個人でシッターをされている方、法人として活動されている方、イベント保育を行っている方、副業として関わっている方、これからシッターを始める方…。
立場や環境の違う方々とお話しする中で、自分の考えがブラッシュアップされるだけでなく、日々のサポートに活かせるヒントをたくさんいただきました。

サポートを行ったご家庭からは、
「みゆきさんなしではやってこられませんでした」
「一緒に子どもの気持ちを受け止めてもらえて助かりました」
「おかげで仕事に集中することができました」
といった、胸が熱くなるようなお言葉をいただくこともありました。
その一つひとつが、今の私の大きな支えになっています。

イベントシッターやお出かけシッターなど、園勤務の保育士さんから見ると、シッターの仕事は華やかに映る部分もあるかもしれません。
もちろんそれらも楽しく、貴重でありがたい経験です。

しかし、私がシッターを始めた理由は、子育てに行き詰まり、苦しさを感じているご家庭の力になりたいという想いからでした。

今年は特に、その原点に立ち返りながら、一つひとつのご家庭と向き合うことができた一年だったと感じています。

支えてくださったご家庭、出会ってくださったお子さまたち、学びを与えてくれた仲間たちに、心からの感謝を込めて。

来年もまた、必要としてくださるご家庭に寄り添えるシッターでいられるよう、丁寧に歩んでいきたいと思います。
本年も本当にありがとうございました。

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ベビーシッター るぽるぽ

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