一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • Vue.jsの「いま」を、少しだけ振り返ってみます

フロントエンド開発の世界では、フレームワークの話題が定期的に入れ替わります。その中で、Vue.jsは比較的落ち着いた立ち位置を保ち続けている存在だと感じます。派手に話題になることは少なくなりましたが、その分、日常的に使われる道具として定着してきた印象があります。

Vue.jsは、はじめやすさと柔軟さのバランスが特徴のフレームワークです。HTMLに近い記法で書けるため、JavaScriptに慣れていない人でも取っつきやすく、段階的に機能を覚えていけます。この「無理なく使い始められる」点は、今も変わらずVue.jsの強みです。

近年のVue.jsでは、Composition APIやTypeScript対応が当たり前になり、内部的にはかなりモダンな構成になっています。一方で、従来の書き方も引き続き利用できるため、急激な変化に振り回されにくいのも特徴です。新しさと安定感が同居している、少し珍しい立ち位置と言えるかもしれません。

また、周辺ツールの成熟もVue.jsの現在を語る上で欠かせません。Viteをはじめとした開発環境は高速で、開発中のストレスは以前よりかなり減りました。フレームワークそのものだけでなく、開発体験全体が洗練されてきている印象です。

一方で、Reactや他の選択肢と比べられる場面は今も多くあります。ただ、どれが「正解」という話ではなく、プロジェクトやチームに合ったものを選ぶ時代になったとも言えます。Vue.jsは、その中で「ちょうどよい選択肢」として選ばれることが多いのではないでしょうか。

Vue.jsはいま、急成長のフェーズというより、安定して使われ続けるフェーズに入っています。流行を追いかけるよりも、きちんと作り続けたい人にとって、安心して選べる存在です。静かですが、確実に現場に根付いている。それが、現在のVue.jsの姿なのかもしれません。

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中山 祐輔

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