Ghostty(ゴースティ)は単なる「文字を打つ画面」以上の、非常に強力で現代的な機能を備えています。
具体的に「何ができるのか」を、機能別に分かりやすく解説します。
1. 画面の自由なレイアウト(タブ・分割)
標準で**「タブ」と「画面分割(スプリット)」**をネイティブにサポートしています。
画面分割: 1つのウィンドウを縦や横に分割して、左でコードを書き、右で実行結果を確認するといった使い方ができます。
ネイティブUI: これらはOS標準の部品で描画されるため、macOSのタブバーのように非常に使い勝手がよく、動作も軽量です。
2. 圧倒的な視覚表現とカスタマイズ
GPUの力を使って、他のターミナルでは難しい高度な描画が可能です。
画像の表示: Kitty Graphics Protocolに対応しており、ターミナル内で画像を直接表示できます(icatコマンドなど)。
シェーダー(Shaders): 背景にGLSLシェーダーを適用できます。CRTモニター風のノイズ、マトリックス風のエフェクト、美しいグラデーションなどを背景に動かすことが可能です。
高度なフォント表示: プログラミング用フォントの「合字(リガチャー)」や、複雑な絵文字、Nerd Fonts(アイコンフォント)も設定なしで綺麗に表示されます。
背景の透過とぼかし: 背景を透かしたり、磨りガラスのようなぼかしを入れたりして、デスクトップをモダンに彩れます。
3. 「クイック・ターミナル」モード(Quakeスタイル)
特定のキー(例:Option + Spaceなど)を押すだけで、画面上部からスッと現れ、もう一度押すと隠れる**「ホットキー・ウィンドウ」**機能があります。
わざわざアプリを探して切り替える必要がなく、一時的なコマンド入力を爆速で行えます。
4. シェルとの深い連携(Shell Integration)
特別な設定をしなくても、使用しているシェル(Zsh, Fish, Bashなど)の状態をGhosttyが理解します。
コマンドの終了判定: コマンドが成功したか失敗したかをターミナルの端にマークで表示できます。
ディレクトリの自動継承: 新しいタブや分割画面を開いたとき、自動的に「今開いているフォルダ」から開始してくれます。
5. ドラッグ&ドロップとファイル操作
プロキシアイコン(macOS): タイトルバーにあるファイルのアイコンを他のアプリにドラッグして共有したり、パスを取得したりできます。
クリック可能なURL: ターミナル上のURLをCommandキーを押しながらクリックしてブラウザで開けます。
具体的な活用イメージ
開発中に: 左側にエディタ、右側にサーバーのログ、下側にGit操作画面を分割して配置。
一瞬だけコマンドを打つ時: ホットキーでサッと呼び出して、使い終わったらすぐ隠す。