一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 怪我予防に必要な食事と睡眠

怪我予防というと、ストレッチやトレーニングなど「体を動かすこと」に意識が向きがちです。しかし実際の現場では、トレーニングの効果を十分に得るためには食事と睡眠が重要です。

どれだけ丁寧にトレーニングをしても、体を回復させる材料と時間がなければ、トレーニングの効果は反映されません。十分な回復が行われなければ疲労は蓄積し目的である怪我予防と真逆の結果になってしまします。

筋肉や腱、靱帯は、運動中に壊れ、休養中に修復されます。つまり、食事と睡眠は体の修理工場のような役割を担っているのです。

まず食事について。怪我予防の基本は、特別なサプリメントよりも「必要なものを、必要な量だけ摂る」ことです。筋肉や組織の修復に欠かせないのはタンパク質ですが、それだけでは不十分です。エネルギー源となる炭水化物が不足すると、体は筋肉を分解してエネルギーを作ろうとします。これでは回復どころか、怪我のリスクを高めてしまいます。

また、食事量が少なすぎると「疲れが抜けない」「体が重い」といった状態が続きやすくなります。特に運動習慣がある方は、「食べすぎ」よりも「食べなさすぎ」に注意が必要です。体重管理を意識するあまり、回復に必要な栄養まで削ってしまうケースは少なくありません。

次に睡眠です。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、体の修復が進みます。睡眠時間が短かったり、眠りが浅かったりすると、この回復プロセスが十分に働きません。寝不足が続くと、筋肉の張りが抜けず、反応速度や集中力も低下します。これは怪我のリスクを一気に高める状態です。

ここで大切なのは、「何時間寝たか」だけでなく、どれだけ回復できたかという視点です。朝起きたときに体が軽いか、前日の疲労が残っていないか。これらはシンプルですが、非常に重要なチェックポイントになります。

怪我予防とは、ハードなことを積み重ねることではありません。食べる、寝る、回復する。この当たり前のことを疎かにしないことが、結果的に一番の近道になります。トレーニングを頑張る人ほど、ぜひ「休む技術」にも目を向けてみてください。

The following two tabs change content below.

岡林 努

最新記事 by 岡林 努 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア