早いもので年が明けてすでに1ヶ月が終わろうとしています。
私が今年の元旦に思ったことは「去年は能登半島地震があったな。今年はどうか大きな地震が起きずにいてくれたらな」という思いでした。
日本は、もともと地震大国と呼ばれる国です。
私たちは幼い頃から避難訓練という形で地震に対する知識を学び、実際に体を動かして訓練をしてきました。
しかし、大人になるにつれ訓練を受ける機会は減り、頭では分かっていても忙しさから防災はつい後回しになってしまいがちです。
今年は防災についてシリーズ化し、1年間を通してお伝えしていきたいと思います。
このコラムを読んで少しでも防災について考えるきっかけとなれば幸いです。
私が保育の短大に入学したのは、東日本大震災が起きた年の春でした。
入学の日、被災地で働く保育士の方のインタビュー映像を見たことを今でもはっきり覚えています。
必死に子どもたちを守ろうとした保育士たちのあの日の思い。その中で語られていた言葉が、今も私の心に深く残っています。
「死ぬ気で守る、ではなくこの子たちを守るのは自分。
何がなんでも生き延びて、この子たちを必ず保護者のもとへ返そうと思った。」
その言葉を聞いたとき、
“保育とは、命を預かる仕事なのだ”
という覚悟を突きつけられたように感じました。
それから年月が経ち、私は今ベビーシッターとして各ご家庭に伺い、保護者の方がいない時間に大切なお子さまをお預かりしています。
サポート中、お客様のご自宅で緊急地震速報が鳴ったことがあります。
幸い実際に揺れは来ませんでしたが、高層マンションという環境だったこともあり、「普段の保育とは違うリスク管理、ご家庭ごとの備えが必要だ」と強く感じました。
また、別の日にはサポート中に実際に地震が起きたこともあります。
震度3程度でしたが、建物全体がじわじわと揺れるのを感じました。
その時、お子さまはすでに就寝中。
すぐに保護者の方へ連絡を取り、状況を共有しました。
大きな被害はありませんでしたが「もしこれがもっと大きな地震だったら」そう考えずにはいられませんでした。
災害はいつも突然やってきます。
だからこそ、大切な命をお預かりする立場として、どんな時でも冷静にそして安全に行動できるよう、日頃から考え備えておく必要があると感じています。
この防災シリーズは、不安を煽るためのものではありません。
この文章を読んだことをきっかけに「少し考えてみようかな」「これだけは準備しておこうかな」そう思ってもらえたら、それだけで意味があると思っています。
シッターとして、保護者として、そして一人の大人として。
一人でも多くの方の防災意識が高まり、救われる命が一つでも増えることを願って、これから少しずつ防災について書いていきたいと思います。