一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今回は「病院・薬局への納品先ごとの特徴と配送方法の工夫」について、医薬品物流の観点から整理します。
1.病院への納品の特徴と配送の工夫
(1)病院の特徴
•取扱量が多い(注射剤・輸液・抗がん剤・麻薬など多品目)
•緊急対応が多い(救急・手術・ICU対応)
•高度な品質管理が必要(温度管理・セキュリティ)
•納品時間が厳格(検収時間・搬入口制限あり)
•院内物流(SPD)との連携が必要
(2)配送方法の工夫
① 温度管理の徹底(GDP対応)
•冷蔵(2~8℃)、室温、遮光品など区分配送
•保冷ボックス+温度ロガー使用
•積み分けによる温度逸脱防止
② 緊急配送体制の構築
•当日配送・時間指定便
•夜間・休日当番体制
•近距離拠点からの即応配送
③ 高額・麻薬製剤の管理強化
•施錠保管・専用ケース使用
•受領サイン・数量照合の厳格化
④ SPD・定数補充方式への対応
•院内在庫データとの連携
•バーコード管理
•定期ルート配送+臨時便
⑤ 大型施設対応
•搬入口ルール遵守
•台車・パレット配送
•混雑時間帯の回避
2.薬局への納品の特徴と配送の工夫
(1)薬局の特徴
•比較的小規模
•処方箋応需型(在庫が少なめ)
•後発医薬品や少量多品目
•欠品時の迅速対応が重要
•立地が住宅地や駅前など多様
(2)配送方法の工夫
① 少量多頻度配送
•1日複数回配送(午前・午後便)
•小ロット対応
② 迅速な欠品対応
•近隣拠点からのスポット配送
•配送ルートの細分化
③ コンパクトな梱包
•小型保冷ボックス
•バイク・小型車両の活用
④ 対面確認の簡素化と正確性確保
•ハンディ端末による検品
•電子受領サイン
⑤ 地域密着型対応
•かかりつけ薬局との関係構築
•災害時の優先供給体制
今回は以上です。

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