一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「位置に着いたら・ドン」

── 無知が最強になる瞬間と、凡人が真似してはいけない理由

十数年前に読んだ本の中に、
今でも強烈に覚えている言葉があります。

「位置に着いたら・ドン」

家入一真さんの
『バカ、アホ、ドジ、マヌケ』
という本の中の一節です。

成功者の行動スピードを表す言葉だったと記憶しています。
(細かい表現が違っていたら申し訳ありません)

とにかく、

・チャンスが来たら、考えない
・位置に着いたら、即スタート
・「よーい」せず、迷わずドン!

そんな世界の話です。

このパワーワードに、
当時の僕は
「……いや、すげえな」
と、正直ちょっと唖然としました。

「位置に着いたら・ドン」は、誰にでもできるわけじゃない

正直に言うと、
僕は「位置に着いたら・ドン」ができる人間ではありません。

でも、友達に
それを完全に体現している人がいました。

・思いついたら即行動
・準備不足でも突っ込む
・失敗しても気にしない
・また別のことを始める

見ていて、普通に思います。

「いや、それ怖くないの?」
「よく心折れないな……」
「え、数百万パー?マジか……」

凡人には、まず無理です。
目の当たりにすると、
正直ちょっと引くレベルです。

必要なものを買うスピードも段違い。
僕がまだ調べている横で、
彼はもうポチッと買っていました。

(ちなみに、その買い物は普通に失敗してました🤣)

僕はどちらかというと、
石橋を叩いて、
叩きすぎて割るタイプなので、

「もう少し調べてから」
「失敗したらどうしよう」
「本当に大丈夫かな」

と考えてしまいます。

そのおかげで、
致命的なミスはほとんどありません。

ただし――
大きなチャンスは、
たぶん取り逃しています。

そもそもリスクを取っていないので、
チャンス自体が少ないのも事実です。

それでも「位置に着いたら・ドン」で成功する人がいる理由

じゃあ、なぜ
「位置に着いたら・ドン」で
一気に突き抜ける人がいるのか。

理由はシンプルです。

・無知だから
・知らないから
・怖さを理解していないから

これは、皮肉でも否定でもありません。

「無知こそ最強」
──これは、才能の話です。

・失敗の重さを知らない
・リスクの全体像が見えていない
・「ダメだったらどうしよう」を深く考えない

だから、踏み出せる。

そして結果的に、

・経験値が一気に溜まる
・周りが見ていられず助ける
・気づいたら成長している

これが、
**「無知が最強になる瞬間」**です。

でもこれは、才能の話でもある

ここが、一番大事なところです。

「無知は最強」
「とにかく行動しろ」

この言葉を、
凡人がそのまま信じると危険です。

なぜなら、

・失敗が経験にならず
・失敗が自己否定になり
・一度の転倒で、再起できなくなる

可能性が高いから。

成功者が語る
「失敗しても何とかなる」は、

・メンタル
・体力
・環境
・支援
・才能

すべて込みの話です。

「とにかく行動しろ」は、成功者バイアス

多くの成功者は言います。

「やるか、やらないかだけ」
「考えてる暇があったら動け」

でも、これは
生き残った人の言葉です。

同じように動いて、

途中で折れた人、
立ち直れなかった人は、
語り手になりません。

だから、

「動けば成功する」

という話だけが、
どんどん強化されていきます。

これは完全に、
成功者バイアスです。

凡人に必要なのは「スモールスタート」

凡人が取るべき戦略は、
「位置に着いたら・ドン」ではありません。

👉 スモールスタート

・失敗しても致命傷にならない
・やめても人生が詰まない
・恥をかいても回復できる
・学びだけが残る

この条件を満たした行動です。

凡人にとって大事なのは、
スピードよりも 生存率。

結論

「位置に着いたら・ドン」は、
確かに最強の戦い方です。

でもそれは、
誰にでも使える技ではありません。

無知で突っ込める人は、突っ込めばいい。
凡人は、負けない形で進めばいい。

凡人にとっての勝利条件は、
一発逆転ではなく、
途中退場しないこと。

成功の仕方も、スピードも、
そもそも「成功」という概念も、
人それぞれ違います。

ぜひ、
自分に合った方法で、
自分なりの成功を目指してください。
途中で立ち止まっても、それも前進です。

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元警察官の催眠術師。 催眠術やマジックのエンターテイナーとしての活動の他、カウンセリング、講演などでも全国で活動中。

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