こんばんは、わいまつです。今日は、「スタンフォード式 デザイン思考」を読んだ感想と、この本から学んだことを書こうと思います。
実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決 できるビジネスシリーズ
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この記事では、「スタンフォード式 デザイン思考」を読んだ感想と意見を述べていきます。私が以前に書いた、これから人間が身につけるべきことの一つ、”クリエイティブ” にかかってくるところです。 ”クリエイティブ” がなぜ必要なのかはこちらの記事で紹介しています。もしまだご覧になったことがない人は合わせてどうぞ。
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スタンフォード式 デザイン思考
感想を述べていく前にデザイン思考について簡単に紹介しておきます。
そもそもデザインという言葉を聞いて、デザイナーのように外見を良くするということに思われがちですが、ここでのデザインは「(問題解決のための)設計」を指します。
つまりデザイン思考とは「(問題を解決する)設計をするための考え方」ということになります。まずここが大前提になりますので、覚えておいてください。
ここでは、デザインの手法を学ぶというよりは(それも含まれますが)、思考について学びます。 デザイン思考を学ぶということは、マインドセット「考え方」を変えるということです。これはなかなか難しいもので、鍛錬が必要かつ、継続が大事であるとこの本でも言及されています。実践と練習を繰り返してデザイン思考は身に付くものと思っておいてください。
また、デザイン思考には向き・不向きが存在します。分野で分けられるといってもいいでしょう。
今の重要課題である新型コロナウイルス。この「ウイルスに効く特効薬を作る」という課題はデザイン思考には向いていません。が、「コロナウイルスを拡散させない」という課題についてはデザイン思考の得意分野です。 このように、答えが明確なものに対してはデザイン思考は向いていないので注意してください。
あなたが今持っている課題はデザイン思考に向いているものでしょうか?向いているものであればこの本通りに手順をもって進めていけば解決の糸口が見つかるかもしれません。人が持っている課題はだいたいデザイン思考が使えるものだと思います。
思考法を身に付けておけば今後の考え方が変わり、今までとは違ったアプローチがとれるようになります。それだけなく、イノベーションを起こせる可能性だってあります。ロボットに負けないためにも人間らしいクリエイティブを発揮していきたいですよね。そういう意味でも本書は読んでみてもいいかもしれません。
さて、デザイン思考についてはわかったと思います。では、思考を学ぶにはどうしたらいいか。実はデザイン思考にはプロセスが決まっています。
これらのプロセスがあります。これらそれぞれを順番にやっていくことで課題を解決へ導きます。本書では、これらプロセス1つ1つについて、詳しく解説しています。具体的に何をするべきか示しているので、本書通りに進めれば問題ないかと思います。
また、その際に使えるテクニックや注意点も細かく載っているので現在実行中のプロセスはしおりを挟むなどしてすぐ参照できるようにしておくといいと思います。
私は現在、プログラミングスクールのメンターとして仕事もしています。そのプログラミングスクールでは、集大成としてコースの最後に自分の考えたWebアプリを作成するという課題があります。
このデザイン思考はまさにそのときに役立ちそうです。これからのメンティーさんにはデザイン思考も一度読んできてもらおうかな。このステップを踏むのと踏まないのでは最終的に大きな差が出ると思います。
自分でサービスを考えられる人は企業から重宝されるからです。ロボットのようにコードだけ書く人はもう存在意義が少ないです。今後、給料も低くなっていきます。それどころか仕事がなくなるかも。
私はメンティーさんには、エンジニアとして現場で長く活躍できることを焦点においています。ただ、技術だけを教えてもエンジニアとしての価値は高まらないからです。私の経験も交えて普遍的に使えることを教えていきます。また、今後の価値の伸ばし方についてもよく話します。
まさに今回のデザイン思考は普遍的に使える技術の一つになります。ぜひ早めに身に付けておきたいですね。
本書はゆるい動物たちのイラスト付きで説明されています。それが可愛いです。それだけでなく、使うツールを図で表現してくれたりするので、文字だけで理解するよりぐんと理解が深まります。
上記で上げたプロセスを経て課題解決に向かうのですが、文字だけではわかりにくいことも図で見ると視認性も上がり有効な手段になります。図のフォーマットも決まっているのがとても助かります。本書通りにやれば一通りまとめるには間違い無いかと思います。
あとは、実践と練習を繰り返していく中で自分なりのフォーマットが出てきたときに変えていけばいいのかな。と思います。
例えばこのページ。
実際にやってみました!
ここでは例として、宅配便の不在票を見て、電話したときの図を書いてみます!
お手本があったので、スムーズに書くことができました!ツールというのは大変便利なものです。文字だけで書くよりグラフィカルに書いたほうがより整理されます。
ここまで聞いて、この思考法は新規プロダクトにしか使えないのではないか。と思うこともあるかもしれません。ですが、そんなことは全くありません。課題に対する解決思考なので、改善にももちろん使えます。それだけでなく、クリエイティブ作業全てに適用出来ると言って良いでしょう。
企業で働いているとき、つい言われた作業をそのままとりかかろうとしていませんか?それは考えることができないロボットがやることです。人間がやるからには、その課題に対するアプローチは複数持つべきだと思います。
作業に対する課題・問題点を常に考えましょう。いくら定型的な作業だとしてもです。そこには工夫の余地がないか?プロセスに問題はないか?はたまたその作業は必要なものなのか?いくら小さな仕事だとしてもです。
冒頭でも述べましたが、デザイン思考は鍛錬と継続が必要です。小さい問題こそ試してみるチャンスです。そのような小さな積み重ねが自分の能力となり、さらに大きな課題に立ち向かっていけるのです。
切羽詰まっている状況ではそう悠長に構えてられないということもあるでしょう。私がよくやるテクニックをお伝えてしておくと、ある一定の間隔で席をたつことです。例えば3時間に1回席を立つというふうに決めてしまうのです。
そうすると否が応でも作業は中断されます。そのときに作業に対する考え方をリセットするのです。これはリフレッシュの効果もあるので大変おすすめです。くれぐれもサボっていると思われないように注意してくださいね(トイレとかに行きながら考えるのが良いかな)
今回は「スタンフォード式 デザイン思考」について書いてみました。さすがランキング3位に入る本だなと思いました。みなさんもぜひ読んでみてください。デザイン思考はこれからの時代に必要なものの1つであると言えます。
実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決 できるビジネスシリーズ
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