一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

SE業をこなしつつ、血と汗と涙の決勝である貯蓄をどう運用するか?

単に貯金をするだけという人は、少しお金に対する理解が足りないかもしれない。

コロナ禍で世の中に出回っている法定通貨の量が増えているからだ。
さらには、コロナの影響が物流に出ていて、物価も上がっている。

単純に比率と価値の話で、当然のことながら物価は上がっていく。
問題なのは、給料が上がるわけではないということだ。

なので、給料も物価もあがるインフレーションではなく、給料は据え置きで物価だけ上がるスタグフレーションという状態だ。

今日まで頑張って貯めた100万で、今日は100万円分の物が買えるだろう。
だけど、100万円をそのまま貯金して利息がほぼつかない状態で、10年後に同じものが100万円で買えるだろうか?
その買おうと思っていた物は、105万円なり110万円なりになっているだろう。

これは、物価が上がっているとも言えるが、相対的に法定通貨(日本では円)の価値が下がっているとも言えるのだ。

では、どうするか?

物価のインフレ率、つまり国債金利を考慮した利息が付くような投資商品で積立をしておくというのは安全な手法だろう。

また、将来的にはドルが強くなっていくことを想定して、ドル建ての投資商品で積立おくのも良いかもしれない。
※ドルも量的緩和でマネタリーベースが増えているが、今は円高のため相対的にドル高になっていくと予想される。

日本株や米株でも良い。

合わせて、NiSAでもiDecoも制限はあるが非課税になるのでうまく使えば良い。

私は暗号資産(仮想通貨)を推したいが、暴れ馬のようなボラリティなのでJOINするには充分な勉強と戦略・資金が必要だ。

せっかく仕事の腕を磨いて締切に追われながら頑張って稼いだお金(円)を放置しておくと、価値が目減りしていくということに目を向けて欲しい。
10年後の自分の為に、今出来るお金の対策をぜひ実行してはいかがだろう。

SEは比較的高収入な職業だと実感している。

金銭的に恵まれた状況にあぐらをかかず、SEの腕を磨いたのと同様にお金の知識と運用スキルを磨き、末永く快適な生活環境を作り上げていこう。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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