自分の目標達成に向かって、先生や友だちとがんばってきた長い夏休みももう終わりです。見事目標を達成できた人、もう少しで達成できたのに時間が足りなかった人、残念ながら計画倒れに終わってしまった人…… 。
いろんなケースがあると思いますが、夏をうまく過ごせた人も、そうでなかった人も、この夏を振り返り、夏の反省を秋への学習に結びつけていきましょう。
1.生活のリズムを元にもどそう
夏休み中、夜遅くまで勉強していた人は、学校が始まると休み期間よりも早起きしなければなりません。1日も早く、学校がベースとなる生活リズムを取り戻しましょう。
2.夏に学習したことをしっかり身につけよう
夏期講習で、苦手分野や入試重要単元を学習しましたね。この夏に鍛えた単元をみなさん自身の学力として 定着させましょう。秋はそれぞれの学年の最重要単元を学習する季節でもあります。夏に学習した内容がしっかり身についていないと、最重要単元に取り組み、学力を伸ばしていくことは難しくなります。夏の学習内容を十分に復習し、身につけることが必要なのです。
3.応用カ・実戦力を鍛えよう
受験生にとって、秋以降の学習において最も大切なことは、応用カ・実戦力を鍛えることにあります。さまざまな形式、切り口の練習問題、入試問題にあたって、本当の実力を実らせましょう。とはいえ、新しい問題集を次々と買い求めるのではなく、京進スクール・ワンでの授業で使用しているテキストを確実に仕上げることが大切です。その上で、入試問題集の過去問に取り組み、実戦力をつけましょう。
受験生にとって、これから先の学習とは、新しい事柄を学ぶことよりも、これまでにマスターした内容を見直すことにあります。そうすることにより自分の欠点や弱点を再発見することができ、それを克服していくことで、入試合格への道が開かれていくのです。
4.学校行事と勉強を両立させよう
秋はクラブの大会、体育祭、文化祭など学校行事も多くなります。どれもみなさんにとってよい思い出となる大切な行事です。しかし、それだけに没頭してしまっては、あとで後悔することにもなります。きちんとメリハリをつけて、学校行事と勉強とを両立させましょう。
5.読書の秋
秋は日没時刻が早くなり、夜が長くなります。虫の声を聞きながら、じっくり読書するのもおすすめです。受験学年のみなさんは、なかなか時間がとれないと思いますが、エッセイや短編小説など、気分転換に短い時間で読みきれるものに目を通すのもよいでしょう。夏休みに読みそびれてしまった本、前から読みたいと思っていた本など、ぜひ読んでみて下さい。