エンジニアになってから今まで、ずっとWindowsを使ってきた。
20年以上前にMacを少しだけ使っていたことがあるが、すぐ固まる不安定なマシンだった。
ずっとその印象が拭えなかったため、Macbook等が世間を席巻しているのを横目に一貫してWindowsを使用してきた。
この度、新しい現場に入って強制的にMacbook Pro M1を使用することになった。
最初は全く分からず戸惑ったが、ベースがBSD系UNIXということを知り、ターミナルを開くと馴染みのUnix系だったのでとてもホッとした。
もちろん、Mac独特の作法はあるが、もともとiPhoneユーザーだったためにそこもそれほど違和感は無い。
ただ、開発のために今までWindowsで使用してきた細かいアプリを使うことが出来ないのは痛いかったが、1ヶ月も使ううちにかなり慣れてきた。
むしろ、Windowsより安定感があるのが分かった。
※たまに虹色の円がグルグル回って固まることもあるが。
MacのターミナルからBrewでいろいろインストールも出来るし、なかなか快適に使えるようになってきた頃。
インテルCPUではくM1という点で、開発時にトラブルが発生した。
ローカル開発環境の構築でよく使われるVirtualBoxがM1非対応だったり、DockerでゲストOSを構築する際にプロセッサのタイプによって構築方法が違って大変だったり。
※結局はDockerでローカル開発環境を構築しきれなかったが・・・。
CPUのAppleシリコン化というのが、Macにとって大きなバージョンの違いになるということを身をもって体験する機会があった。
ただ、総じて使いやすかった印象があるため、持ち運び用のセカンドマシンとして買っても良いかな・・・という気にもなっている。
人気の理由も分かったし、開発も十分できることも分かった。
今の現場は諸事情で早期に辞めることになったが、苦手意識があったMacに習熟したという点においては、得難いものを貰ったと感じている。