今回は、私が都会から田舎に移住した理由を記載します。
このコラムが現状に悩んでいる方の後押しになれば幸いです。
元々都会でデザイナーとして働いていたのですが、
常に目新しい表現を求められる仕事内容に、
次第に疑問を持つようになりました。
そんな中、結婚をして子どもにも恵まれ、
順風満帆な生活が待っているかと思っていましたが、
現実はそんなに甘くなく、
深夜まで仕事をする毎日にいつしか夫婦ともども疲弊していきました。
平日は子育てや家のことに関わることもほとんどなく、
休みの日は体力の回復に努める悪循環。
家族を幸せにするために仕事をしていたつもりが、
仕事をすることで家族を蔑ろにしていることに気付いたのです。
このままでは幸せな生活どころか、まともな家庭を築くことすら危うい。
当時三十代前半でしたが、
このタイミングで将来のことを立ち止まって真剣に考えられたことが
人生のターニングポイントになったのだと今では思えます。
(つづく)