こんにちは。宅配業務をしている中で、印象に残っている荷物を紹介しているこのコラム。今回は「花」について書いていきます。
花。人間は緑なしには生きられないと言いますが、中でも花は日々の暮らしに彩りを与えるものですね。
扱いとしては「なまもの」にあたるため、宅配ボックスには入れられないし置き配もできません。どうしても対面手渡しが必要な荷物となりますが、何より神経を使うのが、輸送です。
花ですから、当たり前ですが天地無用の荷物となり、横倒しにはできません。そして、花ですから、枯れないようにあらかじめ土の中に水を含めさせた状態で、さらに酸素が必要なので通気性をよくするために複数の穴をあけてある箱の中に入った状態でやってきます。なので、荷物が多い時でも他の荷物の上に置くことはできません。走行中に荷崩れして倒れる可能性があるからです。倒れたら箱にあけてある穴から水がこぼれます。こぼれた水は、他の荷物を濡らしてしまいますし、なにより花が植えてある鉢の中の土がぐっちゃぐちゃになってしまいます。
さらに、荷物としては軽い荷物のため、これの上に他の荷物を積むこともできません。つぶれてしまう可能性があり、万一つぶれたら花がぐしゃぐしゃになってしまいます。
そして困るのが、背の高いサイズの花。横倒しにできないためそのまま立てて積むことになりますが、軽バンの限られた広さの荷台の中では積む場所も限られるため、他の荷物が犠牲になることもあります。
自分の場合、積む場所は必ず荷台の最前列にしています。なぜならば、走行中、カーブの時にかかる遠心力は、前方よりも後方に、より多くの力が働きます。すなわち、荷台の後ろの方が横に振られる力が大きくなるので、倒れるリスクが高まります。なので、花に限らず絶対に倒してはいけない荷物は荷台の前方に積んでます。
さらに自分の場合、運転席と助手席の背もたれに、自転車の荷台に使うゴムロープを巻き付けています。これを伸ばして花の入った箱に巻き付け、固定します。これで、倒れることはまずありません。
大体は助手席の後ろに積んで巻き付けてますが、背の高いやつの場合、この位置に置くと左後方の視界がほぼなくなってしまいます。が、仕方ないのでドアミラーでなんとか対処しています。
毎年5月の母の日は花がめっちゃ多くなるので、運ぶのが、というか積むのがとても大変です。それで不在とか喰らうと、、、正直萎えますね笑
というわけで、いろんな荷物があるわけですが、今回はこの辺で。
それでは、また。