一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「クラウド」について

クラウドとは
クラウドコンピューティング、または単にクラウドとは、インターネットなどの
ネットワーク上でサービスとして提供されている、ハードウェアやソフトウェアを
用いたコンピューターの利用形態を指します。

従来、企業がIT環境を構築する際は、自社で購入したサーバーにOSやソフトウェアを
インストールして利用する、オンプレミスと呼ばれる形態が一般的でした。

一方、クラウドの場合、サービスとして提供されているサーバーやソフトウェアを
利用すればよく、自社でサーバーを購入したり環境を構築したりする必要がありません。

また、サービスとして提供されているサーバーやソフトウェアの運用は、
サービス提供者側で行われます。
このため、運用負荷を軽減できるメリットもあります。

クラウドの形で提供されるサービスは、仮想サーバーなどを提供する
IaaS(Infrastructure as a Service)、ミドルウェアや開発環境、アプリケーション
の実行環境などをサービス化したPaaS(Platform as a Service)、そして
アプリケーションソフトウェアなどを提供するSaaS(Software as a Service)に
大別することができます。

クラウドが広まり始めた当初、広く使われていたのはIaaSでした。
IaaSとして提供される仮想サーバーにユーザーがOSやソフトウェアをインストールし、
オンプレミスと同等の環境をクラウド上に再現するといった利用形態です。

しかし昨今ではPaaSで提供されている開発環境やアプリケーションの実行環境を
利用してソフトウェアを独自に開発するといったケースが増えているほか、
マイクロソフトの「Microsoft 365R」(旧称:Office 365)に代表されるSaaSも
普及しています。

■クラウドを導入する主なメリットは4つ

・導入コストを抑えやすい
・運用管理の負担が削減できる
・時間や場所を問わず利用できる
・クラウドだからこそ得られる高いセキュリティレベル

■クラウド導入に際しての主なデメリットは2つ

・自社のシステムとの連携ができない場合がある
・管理・運用コストが増加する可能性がある

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久米 大輔

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