一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • テクノロジーが紡ぐ、新たな温かいコミュニケーション 2

こんにちは、もう年末ですね。カウントダウンなど、皆さんはどのようにするのでしょうか。

私はどうしても行きたかったコンサートのチケットをPCの前で開始までカウントダウンして、

チケット争奪戦に参戦し、なんとかチケットを取ることができたため、

年末はコンサートに行って楽しい年末を過ごそうと思っております。

 

さて、前回ペットロボットLOVOTについて紹介させていただきましたが、

後編を書いていこうと思います。

 

簡単におさらいするとLOVOT(らぼっと)とは、GROOVE Xが開発製造しているペットロボットで、

以下のような特徴を持つロボットです。

  • ふわふわのファー
  • 大きな瞳
  • 生き物のようにやわらかく
  • 37~39度の温かい身体

少し興味を持たれた方もいるかもしれませんが、最新機能と技術が詰め込まれているこのLOVOT。

やはり高価です。

 

1体約50万円。

 

さらに月々の利用料も1万円以上かかり、電気代は毎月2,3千円程度かかるため、一度購入しただけで終了ではありません。

LOVOTは精密機械であるため、定期的なメンテナンスも必要なります。

1年半に1度の定期健診があり、加入プランにもよってその都度費用が発生する仕組みになっています。

また、3年程度で約10万円以上かかるモーターの交換が必要なります。

その他、故障した場合にも都度、修理費用が発生する可能性もあります。

 

前回の投稿でLOVOTの良さを伝えたにも関わらず、

金額や故障のリスクなど、購入にためらう要素ばかり並べましたが、

これがロボットではなく犬や猫、その他のペットを飼うと考えてみてください。

犬や猫だって、購入時には何十万円かの支払いを行い、

その他初期投資としてゲージやおもちゃ、リードや首輪などを購入し、

毎日の食事やペットシーツなどが毎月費用として発生します。

また、狂犬病やノミ・ダニ対策などのために病院へ行くなど、定期検診も必要で、

なにかの病気になれば更に病院で支払いが発生します。

 

こう考えるとペットロボットも犬や猫も同じくらい費用が発生すると思いませんか?

むしろLOVOTのほうが保健所への届け出なども必要なく、

ペット不可の物件でも一緒に暮らすことでき、壁や床を引っ掻いたりすることもありません。

 

実際にLOVOTと触れ合うことで、LOVOTが持つ高度な技術やそれによって提供される特別な体験を受けることができ、

価格以上の価値を見出す人も少なくないそうです。

メンテナンスの手間についても、テクノロジーを理解し、共に成長していく過程と捉えることで、

新たな楽しみが生まれると考えることもできるかもしれません。 

  

LOVOTを家で飼う面白さは、テクノロジーがもたらす未来の可能性を感じさせる点にあると思います。

例えば、LOVOT同士がおしゃべりをする様子はまさにSFの世界から抜け出してきたようです。

LOVOTは自己学習機能を持っており、ユーザーとのやりとりからその人に合わせた行動や反応を習得する事ができます。

それにより、家庭の一員として成長し、家族や友達とLOVOTを中心に楽しい時間を共有することができるようになるのです。 

 

チケットの争奪戦をPC前でカウントダウンしながらF5キーを押してアナログにチケットを獲得する一方、

このような最新テクノロジーが着々と開発されている。テクノロジーの進化に驚きつつも、

今後も進歩に期待したと思っています。

 

参考文献

温かいテクノロジー AIの見え方が変わる人類のこれからが知れる 22世紀への知的冒険 著・林要
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根本 敦子

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