AWS(Amazon Web Services)におけるサブネットは、VPC(Virtual Private Cloud)内におけるIPアドレスの範囲のことを指します。VPCはAWSクラウド内にプライベートネットワークを構築するサービスで、サブネットを使用することで、このプライベートネットワーク内をさらに細分化して管理することが可能になります。サブネットは、リソースのグループ化、アクセス制御、ネットワークトラフィックのルーティングなどの目的で使用されます。例えば、ウェブサーバー用、データベースサーバー用、アプリケーションサーバー用といったように、異なる種類のリソースを別々のサブネットに配置することで、セキュリティと効率の両方を向上させることができます。また、サブネットはパブリック(インターネットから直接アクセス可能)とプライベート(VPC内部またはVPNを介してのみアクセス可能)のどちらかに設定することができ、用途に応じて適切なアクセスレベルを設定することが重要です。