一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

2月の半ばに3月末でこれまで携わっていたプロジェクトを離任することが決まり、次の案件を探すこととなった。
最初、案件探しは、これまでお世話になっていたエージェントにお願いしていた。

当初、以下の理由から簡単に次の案件が見つかり、3月初旬には確定するだろうと楽観視していた。
・IT業界は常に人手不足で売り手市場
・自分はITエンジニアとしての実績は十分に積んでいる
・Go言語などモダンな言語の使用経験がある
・上流工程から下流工程において作業遂行可能

ところが、予想に反して大苦戦を強いられることになった。
まず、書類選考が通らない。

私の場合、言語はRubyの実績が豊富で、スキルシート上からはRubyでのバックエンド開発の経験が豊富な印象が強いと思われる。
しかし、今回はRubyではなく、Go言語の案件に絞っていたため、いくらスキルシート上ではGo言語経験が5年以上あると言っても、即戦力とはならないのではないかと判断された可能性がある。また、単価面も少し高めに設定していたことも影響していたと思う。私としてはフルリモート勤務を希望していたが、最近そのような案件は減りつつあるようで、より競争が激しくなっていた可能もある。

3月中旬に差し掛かる頃からはRuby案件も選択肢に入れ、Go言語案件においても面談依頼来るようになった。
しかし、Go言語案件においては縁がなかったのか、オファーをもらえたけど面談時に今後リモート禁止になることを伝えられてお断りしたり、オファーが来たけど返答を少し待ってもらっていたらその間に他に人で決められてしまったり、面談の当日ドタキャンを2度くらうような案件があったりした。

結局は3月下旬になってオファーを頂いたRuby案件に参画することにしました。
できればGo言語が良かったので、そこは不本意ではありましたが、私が最低限譲れない条件としていた以下3条件は満たしていたので、快くオファーを受諾しました。
・リモート勤務可能であること
・今の単価を下回らないこと(できれば今よりもプラス10万くらい多く頂きたい)
・稼働が安定していること(基本的に残業や休日出勤なし)

今回は多くの面談を受けましたが、その中で強く感じた印象は以下の通りです。
・35歳定年説はもう昔の話。40代半ばでも面談依頼やオファーは来る(実績に左右されるかも)
・業種や経験年数にもよるかもしれないが、上流工程の経験があった方が有利
・企業はフルスタックエンジニアを求めている(バックエンド、フロントエンド、インフラ全てできる人)特にAWSやGCPなどにおけるインフラ構築の経験があるとかなり有利
・CTOクラスの人との面談だと、これまで使ってきた技術のかなり細かいところまで理解していないと、スキル不足と判断されて見送りになる

こんな感じです。
IT業界は人手不足と言われていますが、企業側は誰でもいいわけではなく、結構ハイスキルな人を求めている印象があります。
私は4月から新たな案件に参画することができましたが、なんとか滑り込めたという感覚です。油断すると本当に全く需要がないエンジニアになってしまうという強い危機感を持ちました。
個人的にエンジニアの仕事は少し手を抜いていたところがあるので、本当に反省しています。

次の案件では、これまでの経験を踏まえて結構期待されているので、期待を裏切らないように本気で取り組んで行きたいと思います。

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