★今回のテーマ<伝わる法則 13>
『数字も伝わる技術』
具体的な数字を提示することによって、相手へハッキリ伝えることができます。
1と2の文を比較すると、数字を使って説明している2の文章の方が「スペシャル感」が出てないでしょうか。希少な牛肉と言われるより、年間100頭しか出回らない牛肉と言われる方が「レア度」が高まります。
スペシャル感が出て、記憶に残りやすい。さらに、数字が入ることで漢然としたものの解像度が上がり、イメージがつかめます。
「伝わるとは相手の頭の中に見える化させること」です。数字を用いることで「見える化」しやすくなり、また「言葉の強度」が高まって、伝えたいことがハッキリします。
より効果的に数字を使う方法があります。それは、伝える相手が想像しやすい数字を使うということです。たとえば、この文からどんなイメージができますか?
畑の広さは10haです。
もし広える相手が農家の人であれば、これでイメージできると思います。でも大抵の人は10haの広さはイメージしにくいでしょう。そんな時にこういう数字の方が伝わります。
→畑の広さは東京ドーム約2個分です。
とても分かりやすいですよね。数字をメニューや会話に入れることは、相手に対して分かりやすさ=心遣い・気遣いにつながります。