RDB(リレーショナルデータベース)のパフォーマンスチューニングについて
クエリの最適化
・インデックスを適切に設計し、検索速度を向上させる。ただし、テーブル更新時の負荷増加に注意。
・過剰なジョインやサブクエリを減らし、クエリを簡潔にする。
ハードウェアの改善と設定調整
・高速なストレージ(SSDなど)の利用や、十分なメモリを割り当てることで応答性を強化。
・ データベース接続プールの適切な設定を行い、接続のオーバーヘッドを削減。
・キャッシュを活用して、頻繁に使用されるデータの処理を高速化。
スキーマの設計
・ 正規化と非正規化のバランスを見極める。非正規化によりクエリ速度を向上させるが、データ重複には注意。
・ 適切なパーティショニングで、大量データの処理を効率化。
モニタリングと定期的な調整
・実行計画やクエリのパフォーマンスを分析し、ボトルネックを特定する。
・必要に応じてインデックスや設定を見直し、改善を行う。
チューニングの段階的実行
・一度にすべてを変更せず、段階的に改善策を導入して効果を確認する。
・定期的なバックアップを実施し、作業失敗時のリスクに備える。
これらを実践することで、RDBの性能を継続的に高めることが可能です。効果的なチューニングには、モニタリングと調整の繰り返しが重要です。