今回はイースター(復活祭)について。2025年は4月20日。
卵やうさぎをモチーフにしたものや、ホットクロスバンズというパンが売られています。
そもそも、どういう起源なのか調べてみました。旧約聖書に記されているユダヤ教の過越祭(ペサッハ)と深く関係があります。過越祭は、イスラエルの民がエジプトの奴隷状態から解放されたことを記念する行事。この期間中に、イエス・キリストが十字架刑に処され、復活したとされているため、初期のキリスト教徒たちはこの時期に復活を記念するようになりました。
中世以降、イースターの祝い方は少しずつ変化し、キリスト教が広まるにつれて各地域の民俗行事や風習と融合。キリストの復活を祝う宗教的な行事であると同時に、春の訪れと生命の再生を象徴する行事として、多くの人々に親しまれています。
イースターエッグとは、新たな命が生まれる起点を示すと同時に、キリストの復活を象徴するモチーフとして使われています。最近では、パステルカラーでかわいらしく装飾されているものが目立ちます。
イースターバニーとは、うさぎの多産性から豊穣や繁栄の象徴とされています。春の訪れとともに新しい命が芽吹く季節にふさわしい、縁起の良い動物として愛されています。イースターバニーの逸話にうさぎが子供たちにプレゼントを届けるというものがあります。ヨーロッパでは、イースターの朝、うさぎがチョコレートの卵を隠すという話が広く知られており、この「エッグハント」が、楽しみの一つとなっているようです。
これらは一部ですが、世界各地でいろんな楽しみ方や行事がありますね。