一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 青色申告か白色申告か
個人事業主やフリーランスが確定申告を行う際、青色申告と白色申告のどちらを選ぶかは重要な決断です。青色申告は、複式簿記による記帳が求められ、手間はかかりますが、最大65万円の青色申告特別控除を受けることができるため、節税効果が高いのが特徴です。また、青色事業専従者給与を経費として計上できるなど、税制上の優遇措置も多くあります。

一方、白色申告は記帳が簡単で、単式簿記での記録が可能です。事前の申請も不要で、手続きがシンプルなため、簿記の知識がない方でも取り組みやすいという利点があります。しかし、青色申告特別控除などの税制上の優遇は受けられないため、節税効果は限定的です。

選択のポイントとしては、事業の規模や収益の見込み、経理業務にかけられる時間や労力を考慮することが重要です。利益が見込まれる場合は青色申告を選ぶことで、長期的に見て大きな節税効果を得られる可能性がありますが、手間を避けたい場合は白色申告が適しているかもしれません。

The following two tabs change content below.

荒木 雄太

最新記事 by 荒木 雄太 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア