こんにちは!フリーランスや個人事業主の皆さん、自宅でお仕事されている方も多いのではないでしょうか?
たとえば、こんな費用に心当たりはありませんか?
・家賃
・電気代や水道代
・インターネット料金
これらは仕事でも使うけれど、完全に「仕事専用」とは言えないものばかり。でも実は、仕事で使っている割合分だけ「経費」にできる方法があるのです!
それが家事按分です。すでにご存じである方も多いかと思われますが、「家事按分」は、自宅兼事務所などの“私用と業務用が混ざった支出”のうち、
仕事に使っている部分を合理的に按分して経費にすることです。
たとえば、次のような費用が対象になるので、按分の基準例は下記のような場合があります。
・家賃を使用面積や時間で按分する
・電気代を使用時間や電気機器の消費割合で按分する
・水道代を使用頻度(仕事で水を使う職種)で按分する
・通信費をビジネス使用時間の割合で按分する
按分の方法は主に2通りです。
① 面積で按分
たとえば、自宅の50㎡のうち、25㎡を仕事部屋として使っている場合
按分率:20㎡ ÷ 50㎡ = 50%
→ 家賃・電気代などの50%を経費に可能です。
② 時間で按分
平均的な在宅時間(起床~就寝まで):1日15時間
睡眠時間を除く実質稼働時間:1日約15時間
プログラマーは残業が多くて、仕事に使っている時間が12時間なら、
按分率:12時間 ÷ 15時間 = 80%
→ 計算上、家賃・電気代などの80%を経費に可能です。
按分するには「合理的な根拠」が必要です。それぞれご自身の状況に応じて、適切に按分したほうがよいかと思われます。
家事按分は便利ですが、税務署に説明できる根拠や証明が求められます。そのためには、「家事按分使用証明書」を用意しておくと安心です。業務利用割合が非常に高い場合には、面積で按分と時間で按分の両方を明記することでより説得力が増すかと思っています。
ご参考まで!!