一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 色々新しいことを経験した6月記録

業務でAWSを使う機会が多くなってきたことで、色々なリソースの経験値が溜まってきたと感じる今日この頃。

使用したことがあるリソースは以下。

・S3

・EventBridge

・Lambda

・EC2(Fargate)

・ECS/ECR

・SES(メール)

 

この中で特にEC2(Fargate)は初めてだったので勉強になった。

 

◆ AWS Fargateとは?

AWS Fargateは、Amazon Web Services(AWS)が提供するサーバーレスなコンテナ実行環境です。
コンテナを実行するために、自分でEC2インスタンス(仮想サーバー)を管理する必要がありません。

✅ 簡単に言うと:

「コンテナは使いたいけど、インフラの管理はしたくない」人向けのサービス。

 

🔧 どうやって動く?

Fargate は、以下の2つのコンテナオーケストレーションサービスと一緒に使います:

  • Amazon ECS(Elastic Container Service)

  • Amazon EKS(Elastic Kubernetes Service)

これらで定義したタスクやポッドを、Fargateが自動的に適切なコンピューティングリソースに割り当てて実行してくれます。

🧪 Fargateが適しているケース

  • マイクロサービスアーキテクチャ

  • 定期実行バッチ

  • 開発・テスト環境(素早く立ち上げ・破棄できる)

  • サーバー管理を最小限にしたいとき

 

🚫 向いていないケース

  • 高速なストレージアクセスが必要なアプリ

  • 特殊なハードウェア設定が必要なケース

  • コストを極限まで抑えたい大規模処理(長時間稼働など)

 

🛠 使い方の流れ(ECSの場合)

  1. Docker イメージを作成し、ECR(Elastic Container Registry)にアップロード

  2. ECS クラスターを作成

  3. タスク定義(使用するDockerイメージ、CPU・メモリなど)を作成

  4. サービス定義(オートスケーリング、ロードバランサー連携など)

  5. Fargate を選択してデプロイ

 

💬 他の選択肢との違い

サービス 管理の柔軟性 スケーリング コスト管理 学習コスト
EC2 + ECS/EKS 高い 手動〜自動 安価〜中程度 やや高い
Fargate ほぼ不要 自動 中〜高 低い
Lambda(関数型) 不要 自動 安価 低い(用途が限定的)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア