一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 撮影スタジオの種類と収益化方法

撮影スタジオについて、どのように収益化するかは大きく分類すると2択(本当は3択だが3番目の選択肢は極めて高リスクなため除外)となります。

 

1番目は「貸切で高い利用料金を設定して貸切料金でペイする」方法、基本的にシェア利用を前提とせずビル1棟スタジオならフロア別か全フロア一括、1フロアスタジオならそこ一括で貸切利用料金のみを設定して利用目的の自由度を上げるやり方です。

築浅のビルスタジオや家賃の高いエリアの雑居ビル内スタジオは基本的にこの手法で収益を上げる構造となっています。都区内だとこの手法のスタジオが結構あります。

……ちなみに除外した3番目の手法は1番目の手法+アダルト利用を許可する、というものとなります。プラネアールグループが有名です。

 

2番目の手法は「解体予定物件や築古の物件、家賃の安い物件を借り上げて土休日のシェア利用による収益を主体とする方法」となります、この場合平日は1番目の収益化方法と同じように貸切料金を設定しますが料金自体は若干安め、土休日に1人あたりの利用料金を安価にする代わりに商業利用(写真集等)を禁止するシェア利用日を設定してそこで収益の過半を稼ぐスタイルです。

この手法で有名なところはアイルートグループでしょうか、廉価な料金で利用できる代わりに建物自体が古かったりボロボロだったりするため「施設内の設備の整備不良」「建物の解体決定に伴うスタジオ閉鎖」のリスクが常に付きまといます。地方で古民家となると「簡易上水道・浄化槽時代のトイレが改造の上で残存」というリスクも内包しており良くも悪くも価格なりという言葉が重く伸し掛かります。

 

来月は自分のスタジオの運営スタイルについて。利益を取りに行かないとここまで割り切れるという話をします。

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速水 遊

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