一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 氷河期世代が必ず聞かれる『年下が上司質問』への正解とは?

「年下が上司に」なったことは、ありますか?

私は、あります。確か37歳のころです。
4歳ほど下の、後輩男性が、マネージャーとして上司になりました。
マジか?と、目が点になるくらい驚きました。

正直、その時は、イヤでしたね・・・(汗)。                                       今まで後輩だった人から指図されると、つい、ムッとしてしまって。
「それは違うだろ!」と内心思ったり、というか口に出したり(笑)。

私が体育会出身だからかもしれませんが、年下から「上から目線」で
来られると、イラッとするし、なんだか苦しいのです。

その一方で。
私はコンサルタントなので、年上の方に指導させて頂くことが
あります。その方に、自分みたいに苦しい思いをさせたくないので、
極力、敬意を持って接するようにしています。

ただ、敬意を持つがゆえに年上の方との距離は遠めになって
しまうようです。

時折、明らかに年上の方に対して、若い方が気楽にフラットに
話している場面を見かけると、羨ましい気もします。

皆さんはどうでしょうか?


面接で「年下が上司でも大丈夫です」と答えたら、どうなった?

実は、この「年下が上司」というテーマは、
氷河期世代の皆さんの面接で、頻繁に出ますよ。

管理職ではなく、メンバーとして雇用される場合、
年下が上司になる可能性は高いし、企業側が大丈夫?と
心配するのは、もっともですよね。

以下、50歳の男性クライアントから聞いた面接での事例です。

面接官から、
「『年下の上司のもとで仕事をすることに抵抗はないですか?』
と質問されたので、私は『全く問題はありません』と答えました。
すると『その回答では採用は難しい』と言われてしまいました。

私が、それはなぜですか?と聞いたら、面接官からは
『採用する立場になって考えてみて下さい』と返答されたのです。
まったくワケが分かりません」

私も最初に聞いた時は、ワケが分かりませんでした。
そんな質問には、応募者側は「問題ないです」と答えるしかなく、
「問題あります」って答えたら、NGになっちゃうと思うし。

ところが、しかし。

面接官が、わざわざそんな質問や発言をした背景や意図を
よく考えると、『その回答では採用は難しい』ということには、
もっともな理由があったんです。


年下の上司の気持ちに、なってみたことはありますか?

実をいうと。
その50歳のクライアントさんは、小学校から大学まで野球部で、                         かつ長年、営業会社に在籍。体育会系の匂いがプンプンしていました。

そんな人が、上司が年下でも大丈夫と、口では言ったとしても、
本当にそうなのかは、怪しいと思いませんか?
少なくとも、大丈夫といえる根拠が欲しいですね。
※彼は、根拠は伝えていませんでした

そして、更に問題だったのは。
「年下の上司の気持ちを考える」要素が無かったことです。

もし、年上の方が中途入社で入ってきて、部下になったら・・・
年下の上司は、冒頭の私のように、フランクに接するのは難しいし、
距離感にも悩むんじゃないでしょうか。

ミスの指摘や、ダメ出しをする時など、年下の上司は
やりづらいに決まっています。

そんな相手の気持ちを考えるそぶりもなく、「問題有りません」とだけ
答えられると、面接官が心配になるのも、当然かもしれませんね。


面接官の質問の意図を探り、不安を解消する答えを出す。

じゃあ、その50歳の方は、どうすべきだったのか?。

実は、ピンチのようでチャンスなのが、
「その回答では採用は難しい」「採用する立場になって考えてみて下さい」                   という発言が面接官から出たときです。

そこで、
「私の回答で心配されているのは、どんなことですか?」と
質問を返ことが出来れば、面接官の意図を探ることが可能になります。
面接官の心配ごとに寄り添う姿勢も見せられます。

その後、                                                           「年下が上司になることの難しさ」や、
「年上の部下を持つ上司が感じるやりづらさ」を理解していると
伝えられたら、面接官の印象は持ち直すはずです。

更に加えて、根拠として
「年下が上司の時に良い関係性を築いた事例」を
伝えることが出来ればベストです。

その事例がない場合は、
「年下の上司の意見を素直に聞き、その気持ちに配慮する意志を
明確に持っている」といった内容を伝えると良いでしょう。

例えば。年下の上司がAさんだとして。                                                           「Aさん、私に言うべきことや言いたいことは、遠慮なく
おっしゃって下さい」
「最大限、Aさんの意向や考えに沿って、仕事をしようと
思っています』                           と伝えることを、面接官に回答すると良いでしょう。


事前に用意した回答だけで満足するほど、面接官は甘くない

面接対策では、予想質問を設定して事前に回答を用意するのが常套手段、
ですよね?

確かに、回答を用意しておけば、余裕が持てるメリットは
あるかもしれません。

でも一方で、用意した回答に縛られて、その場で考えなくなる
デメリットがあるんですよね。

そして、面接官に「事前に用意した回答をそのまま答えている」と
感じられてしまうと、印象は悪化します。

なぜなら、
面接官はその人の「素」や「地」を見たいのであって、
「作られたその人」を見たいわけじゃないから。

だから面接では、面接官の問いの背景を探って、
改めて考えて、回答することが必要な場面があるんです。

模範回答を覚えておくより、その場で考えましょう!。

今回のケースのように、
「あの質問、本当はどう回答すれば良かったのか?」を
知りたい方は、ぜひコメント欄にご記入下さい。
必ず回答させて頂きます!


★★★LINE公式アカウントを始めました!★★★
下のリンクからLINEの友だち申請して頂ければ幸いです。
ミドルの転職に役立つ特典や、限定情報などを提供します!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://lin.ee/yt9iNHt

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア