訪問入浴という仕事に携わり7年目。たくさんの利用者様、ご家族と出会い多くの事を学ぶ日々です。
先日終末期の利用者様の入浴に携わった。血圧も60台と低く利用者様の意識もない中での入浴。この状態の入浴は利用者様の体力を消耗し非常に危険な為入浴は行わず、清拭を選択する業者も多い中私たちはご家族の強い希望で入浴を選択。お盆でもあり沢山のご家族が見守りながら、撮影も行いながらの入浴となり私たちもいつもより慎重になっていた。
入浴終了しそばで見守っていた多くのご家族から感謝の言葉を頂く。「無理を言ってすみませんでした、ありがとうございます」「おばあちゃんさっきまで苦しそうだったけどお風呂入ったらいい顔になったね」と。
多くの言葉をもらいながら退室し、私たちも安堵。その後翌日に息を引き取り、ご家族より感謝の言葉を頂いた。
入浴とは多くの人にとって快の刺激を与える事であり喜ばれることが本当に多い。利用者様、ご家族の笑顔が私にとって大きなやりがいとなり今に至っている。これからも沢山の笑顔に出会えると思うとまだまだ楽しく仕事をしていきたいと思う。