小山 顕 wrote a new post, 社会保障の歴史① 2年 5か月前
現代の福祉国家では国民の生存権が保障されており、政府が国民の最低限の生活(ナショナル=ミニマム)を保障するしくみがつくられている。そのしくみが社会保障である。 社会保障は、イギリスのエリザベス救貧法(イギリス・1601)から始まり、世界初の公的扶助といわれている。しかしこの時代は、絶対王政の全盛期であり、近代的な公的扶助とはいえなかった。 近代的な社会保障は、1880年代のドイツで、ビスマルクの「あめとむち」の政策により、[…]