正社員として仕事をしてきて、個人事業主として起業を決意する背景は様々です。
会社を退職して個人事業主になる方も一定数おられるかと思います。先々の営業面の心配や顧客獲得について不安のある方もいらっしゃるでしょう。
私はIT業界で仕事を頂いていますのですべての業界に当てはまるとは言えませんが。最近開業したので、開業を決意した背景を紹介します。
そもそもの始まりは長期に参入にしている顧客から、私以外の体制をオフショアへ移管したいということから、所属会社としては私のみを残すことは受け入れられないとのことで撤退判断が下されました。
私個人としてはそこそこの年齢になっていたので、個人事業主として同顧客との関係も良好だったこともあり、定年後は個人事業主としてこのまま継続する想定でいたのでそのタイミングを数年早める決意をしました。
先々の想定をしていたことから、短期間での退職決定、個人事業主としての開業準備となりました。
個別に顧客から受注確約を頂いて、退職のための手続きに1カ月間が空いてしまったら、1カ月の空白期間(非稼働)ができても良いとして頂けたのもリスクヘッジとなりました。
所属企業とも考え方の違いを協議し、独立して現顧客に残ること、間に入っていた会社との関係を所属会社が維持できるようにするなど、調整に手間はかかりましたが、次のプロジェクトが決まる前に調整することで円満退職、応援して頂ける状態とすることができました。
喧嘩別れにならざるを得ない方もおられるかと思いますが、できれば営業面を考慮して、円満に物事を進められるようにご準備頂くと先に繋がるかと思います。よろしければご参考まで。