一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「スマホ」との付き合い方

保護者を悩ませる「スマホ」

先日、小学生の保護者向けのセミナーを行いました。

その際にアンケートを取ったのですが、

「スマホとの付き合い方」

で悩んでいる保護者の方が多い印象を受けました。

「周りの友達が持っているので、

自分の子どもが持っていないと仲間はずれにされるのではないか」

そのような不安から、子どもにスマホをもたせる。

そうしたご家庭が増えているような気がします。

「スマホを渡した」その結果

私個人の意見では

「小中学生にはスマホは不要」

となります。

というのも、保護者の方と面談をしている中で

「子どもにスマホを持たせてよかった!」

と言っている方に、出会ったことがないからです。

むしろ、その逆、

「スマホを持たせなければよかった…」

と後悔や愚痴を聞くケースがほとんどです。

高校生であっても、傍から話を聞いていると

「スマホ中毒」

のような状態になっているお子様の様子を

聞くことがあります。

なので、

「未成年の間は、親の責任でスマホを管理する」

という姿勢が、今の時代には求められている

ような気がしています。

海外と日本の違い

実際に、海外では

「未成年のスマホの利用を制限」

する方向で進めている国が多いようです。

オーストラリアでは、16歳未満の子どもたちの

SNSを規制する法案が可決されたそうです。

海外では、子どもたちを

「スマホの悪影響から守る」

という流れになっているようです。

一方で、日本を見てみると、

愛知県の豊明市が「スマホ規制条例」を制定したところ、

批判の声が殺到したようです。

そうした社会背景からすると、おそらく今後も日本では

国や自治体による

「未成年のためのスマホ規制」

という動きにはならないだろうと予想しています。

世界的に見れば、野放図に子どもたちに

スマホを使わせている国は日本と韓国くらいだそうです。

海外から注目

なので、他国では、

「日本と韓国の子どもたちの今後の状況」

に注目しているようです。

「スマホを無制限に使わせた子どもたちが、

大人になってどのような悪影響を生じるか」

自分たちの子どもは守られているので、

他国の関係のない子どもたちが、どのようになるのか。

そうした視点で、日本の子どもたちは注目されているようです。

このような状況下では、親が子どもを守るしかない。

そう思います。

「スマホ使用における影響」について、親が勉強して対応する。

今の日本の保護者には、そうした姿勢が求められている気がします。

The following two tabs change content below.

猿田 典明

長野県安曇野市で学習塾をしております。主に小中学生を指導しています。

最新記事 by 猿田 典明 (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア