【自由で開かれたインド太平洋戦略】❸
(アメリカとの協力、交流)
日米同盟は日本の安全保障にとって不可欠であり、その抑止力、対処力の強化にあたり、日米共同訓練は重要な役割を果たしている。ち第三国も参加する多国間共同訓練に積極的に取り組み、日本の抑止力、対処力を強化している。
(オーストラリアの協力、交流)
2023年に両国部隊間の協力活動を円滑にする協定が発効され、防衛協力の更なる促進が見込まれている
(インドとの協力、交流)
日本のシーレーンの確保のためにも極めて重要な国であるインド。両国は、ここ数年で日本国内で初となる共同訓練や、多国間での共同訓練を次々と実施するなど、防衛協力を着実に深化させている。
(ASEAN・太平洋の島嶼国との協力、交流)
インド太平洋地域の協力の要であるASEAN。2016年、日本はASEANとの防衛協力の指針を表明。ASEANの中心性、一体性、強靭性を支援している。
島嶼国との間でも自由で開かれた海洋秩序の重要性について認識を共有しており、FOIPの理念のもと、さまざまな分野における能力構築支援を実施。国際平和、地域の安定に貢献できる技術力の共有を行っている。
(欧州諸国との協力、交流)
近年、インド太平洋地域への関与を強化しているイギリス、フランス、ドイツと共同訓練などを行い、各国間の協力、交流を一層深化している。
実際の戦争では、軍事演習や共同訓練でやったこと以上のことはできない。このように普段から関係国と連携を取って研鑽を重ねていくことは、抑止力を高める上でも非常に重要で有効なことである。