一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 2025年の自分にありがとう。2026年をラクにするためにやること

気づけばもう年末。
フリーランスにとって12月は、納品ラッシュと経理整理の板挟みで心も時間もギュッと縮まる季節です。

でもこの時期、1年の“働き方”と“お金の流れ”を見直すだけで、来年の自分がかなりラクになります。
私自身、2025年の年末は「えらい!今年の自分!」と何度も言いたくなるほど、いくつかのことを早めに整理しておいてよかったと思っています。

◆ 来年を整える、私の年末5つの習慣

① 経費の最終仕分け&摘要の整備

溜めていた領収書やデータをfreeeに取り込み、ChatGPTに「この摘要どう書けば伝わる?」と相談して整えるのが定番ルーティン。
交際費や消耗品などグレーな項目も、例文を出してくれるから仕訳精度も上がります。

② 家事按分率の再確認

電気・水道・ネットなどの按分率は、1年ごとに見直すと節税のチャンスも。
私は「仕事部屋をリビングから独立デスクに変えた」ことで、按分率を+10%アップできました。

③ 小規模共済・保険料の年払い最終確認

今年は小規模共済を月払い→年払いに切り替え。12月中に91万円払うと、来年の控除額として一括計上できます。
資金に余裕があれば、任意の国民年金前納やiDeCo追加掛金なども要チェック。

④ 案件の「振り返りリスト」作成

売上や工数をまとめて、“やってよかった案件・もう断る案件”を仕分ける作業
これは精神衛生にも重要! 来年の営業戦略のベースにもなります。

⑤ 2026年のふるさと納税戦略を今考える

来年の控除上限額がざっくり見える今のうちに、来年の納税戦略と返礼品の目星を立てておくと、バタバタしなくて済みます。
納税シミュレーターで来年の納税額を把握が1分でできますよ。
個人事業主用の納税シミュレーター


 

◆ 「忙しい今」だからこそ、来年の自分に仕組みを贈る

フリーランスにとって、“年末調整”は自分でやるもの。
だから私は、12月を**「仕組みの棚卸し月間」**にしています。

未来の自分が「あのときやっててよかった」と思えるように、今年のうちに少しだけ整えておく。
それだけで、確定申告や年度初めのスタートがぐっとラクに。

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