一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

去る2025年11月18日、Adobeの「Illustrator」「InDesign」「PremierePro」などの製品が起動しない不具合が発生した。
障害はMac向け製品で発生。
結果的に翌19日午前9時10分に復旧するまで、製品が事実上使用不可になり、仕事ができない状態が続いた。

(私も周りも)仕事の100%がAdobe製品での制作に頼り切っているために、この障害は死活問題なのであるが、Adobeからは障害発生のアナウンスメールなどは一切無く、当初はコンピュータが故障したのかと思って焦った。
現在に至るまでもことの顛末の発表は、カスタマーサポートが公式Xで投稿しているのみで、Xを普段から見ていない人には何が起こったのか分からないという場合もあったと思う。

覇王Adobeのやることは最近は殿様商売っぷりが目立っており、数年間で何度も値上げをしたり、カスタマーセンターでの電話対応を縮小したり、ユーザー軽視の振る舞いが目立つ。安いプランの加入者には、AI処理も回数制限のあるポイント制を採用していたりする。

AdobeはAdobe製品がないと仕事が成り立たない人が多くいることを自覚しているのだから、大規模障害が起こったのだったらすぐにユーザーに知らせるような体制を構築してほしい。ユーザーはまさかAdobe製品側に突然障害が起きただなんて想像が及ばないのだから。

今回はネットワーク系の障害だったようだ。Adobeソフトは昔のような買い切りではなく、現在はサブスク型の登録サービス制になっており、クラウドアプリケーションとなっている。それゆえにネットワークの障害が起きてソフトが使えなくなったらしい。

儲かっていらっしゃるようですから、もっとユーザーと真摯に向き合って欲しい。故障したらすぐ通知して欲しい。
障害自体は事故なのでしょうがないにしても、何が起こったのか説明してくれないと企業として信頼し切れない。これがアメリカ式なのだろうか?

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吉田 幸平

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