一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 最近の若者は……
フリーランスという立場で働いていると、直接的な「上司・部下」という関係を持つことはありません。
しかし、常駐先の現場では、若手エンジニアから「技術を教えてほしい」「相談に乗ってほしい」と頼まれる機会がしばしばあります。
巷のネットニュースなどでは「最近の若者は〜」とネガティブな文脈で語られることも多いですが、
実際に現場で彼らと接してみて感じた、リアルな印象を綴ってみたいと思います。
1. ネットの噂とは違う「真面目さ」
実際に接してきた感想を一言で言えば、
「変な若者なんてほとんどいないし、むしろ自分たちの世代よりも真面目な子が多い」
ということです。
会う前までは、失礼ながら「思考を放棄して、会社の言いなりになっているのではないか?」
という先入観を持っていた時期もありました。
しかし、蓋を開けてみれば全くの逆。彼らは非常に誠実に、かつ真剣に業務に向き合っています。
2. 「会社」ではなく「キャリア」にコミットしている
私たちが若い頃と決定的に違うと感じるのは、
「自分自身のキャリア形成」を極めて真剣に考えている
点です。
もちろん、思い描く理想の姿になれるかどうかは人それぞれですが、
今の若者には「今いる会社に依存する」という気持ちがほとんど見られません。
  • 今の仕事は、理想の自分に近づくためのステップアップ。
  • この現場で得られるスキルは、自分の市場価値をどう高めるか。
彼らは会社を「一生の居場所」としてではなく、
自分のキャリアを構築するための「プラットフォーム」として捉えています。
この割り切りと自己責任感の強さは、非常に現代的だと感じます
3. 自立して歩む姿を応援したい
個人的には、こうした若者の存在をとても嬉しく、頼もしく思っています。
思考を停止して組織に埋没するのではなく、自分の人生のハンドルを自分で握ろうとする姿勢。
彼らが将来的にフリーランスの道を選ぶのか、あるいは大企業でリーダーとなっていくのかは分かりません。
しかし、どのような形であれ、「自分の足で立って歩んでいく」
という意志を持つエンジニアが増えることは、業界全体にとってもポジティブなはずです。
現場で出会う若者たちから、私自身も刺激をもらう毎日です。
彼らの歩みが納得のいくものになるよう、
これからも技術や経験を惜しみなく伝えていければと思っています。
The following two tabs change content below.

ぶちたぬき

最新記事 by ぶちたぬき (全て見る)

この記事をシェアする

  • Twitterでシェア
  • Facebookでシェア
  • LINEでシェア