一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • オブジェクト指向プログラミングの三大特性:カプセル化、継承、ポリモーフィズムを理解する

オブジェクト指向プログラミング(OOP)とは?

オブジェクト指向プログラミング(OOP)は、現代のソフトウェア開発において非常に重要なパラダイムです。現実世界の「モノ(オブジェクト)」を模倣した考え方で、コードの再利用性や保守性を高めることができます。OOPの核心となる三大特性について、分かりやすく解説しましょう。

1. カプセル化(Encapsulation)

カプセル化とは、データ(属性)とそのデータを操作するメソッド(振る舞い)を一つにまとめ、外部からの直接的なアクセスを制限する仕組みです。これにより、オブジェクトの内部状態が不正に変更されるのを防ぎ、コードの安全性を高めることができます。外部からは、定義されたインターフェースを通してのみオブジェクトとやり取りを行います。

2. 継承(Inheritance)

継承は、既存のクラス(親クラス)の特性(属性やメソッド)を引き継いで、新しいクラス(子クラス)を作成する仕組みです。これにより、コードの重複を避け、効率的にプログラムを設計できます。例えば、「動物」クラスを定義し、そこから「犬」や「猫」クラスを継承させることで、それぞれのクラスで共通の動物としての振る舞いを再利用できます。

3. ポリモーフィズム(Polymorphism)

ポリモーフィズムとは、「多様性」や「多態性」と訳され、同じ名前のメソッドでも、オブジェクトの種類によって異なる振る舞いをすることを意味します。例えば、親クラスで定義された「鳴く」というメソッドを、子クラスである「犬」は「ワン」、子クラスである「猫」は「ニャー」とそれぞれ異なる方法で実装することができます。これにより、コードの柔軟性が大幅に向上し、拡張しやすいプログラムになります。

これらの三大特性を理解し、適切に活用することで、より堅牢で保守しやすいソフトウェアを開発することが可能になります。OOPの概念は、様々なプログラミング言語で採用されており、ITエンジニアにとって必須の知識と言えるでしょう。

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