一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 改正道路交通法の施行とデジタル本人確認インフラの普及状況

改正道路交通法の施行とデジタル本人確認インフラの普及状況

2023年4月1日、改正道路交通法の施行により、自転車利用時のヘルメット着用が全年齢層で「努力義務」となった。2023年4月現在、移動手段として自転車を活用するフリーランスやデリバリー従事者において、この法改正に伴う安全装備の見直しが物理的な課題となった。警察庁が発表した2023年4月時点の統計によれば、自転車事故における死亡者の約7割が頭部に致命傷を負っており、ヘルメット非着用時の致死率は着用時の約2.1倍に達している。この客観的データに基づき、自治体による購入費用の助成制度が拡充され、2023年4月にはサイクルショップ等での在庫不足が発生するなどの市場動向が見られた。
また、2023年4月時点のデジタルインフラの動向として、マイナンバーカードの有効申請受付数が人口の約76%に達したことが総務省より公表された。フリーランスの実務においては、2023年4月より「e-Tax」による確定申告(前月締切分)の結果確認や、法人口座の開設、およびオンライン契約時における本人確認(eKYC)において、マイナンバーカードを用いた公的個人認証の利用率が前年同期比で大幅に上昇している。デジタル庁の報告によれば、2023年4月時点のカード交付枚数は約9,000万枚を超え、行政手続きのみならず、民間サービスのBtoB取引における信頼性担保の共通基盤として機能し始めた時期である。
これらの法的・技術的な推移は、2023年4月当時において、個人の「物理的な移動の安全性」と「デジタルの身分証明」の双方が、国家レベルの指針によって標準化・形式化された実態を客観的に示す指標となっている。

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